■ 抄録・要旨
| 平成21年度全環研 酸性雨広域大気汚染調査研究部会の全国調査の参加機関の内、8機関によりフィルターパック法にて全国11地点(利尻、母子里、札幌北、札幌白石、加須、豊橋、海南、神戸須磨、香北、大里、辺戸岬)で亜硝酸ガス(HONO)濃度調査を実施した。
HONO濃度の月最大値は50.8 nmol m-3(神戸須磨1月)、月最低値は1.3 nmol m-3(利尻9月)であった。冬に濃度が高い場合が多かったが、夏の濃度が高い地点もみられた。年平均値は、加須および神戸須磨でそれぞれ38.7 および36.5 nmol m-3と高く、利尻および辺戸岬でそれぞれ1.8および2.2 nmol m-3と低かった。
NO2濃度が得られた地点でのHONO/NO2比の挙動は、春から夏に高い値を示し、冬に低い値を示す場合が多かった。
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